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自分のペースで「学ぶ・つながる・働く」。鳥取発のリモートワーカー育成・実践型プロジェクト「とりも」が描く“鳥取ではたらく”新しい形

「鳥取は仕事の選択肢が少ないから、自分が本当にやりたい仕事を選べない・・・」
「家族との時間も大切にしながら、もっと自分のペースで働けたらいいのに・・・」
「仕事に繋がるようなスキルを身につけたいけど、鳥取で学ぶのは難しいのかな・・?」
日々鳥取という地で暮らし、働くなかで、こんなふうに思ったことはありませんか?
ここ数年、多様な働き方を推進するプログラムや副業を目指すためのスキルアップ講座など、目や耳にする機会も増えましたよね。
ですが、いざ受講しようと思っても、拠点が東京や大阪だと、「オンライン講座の費用が高そう」「いざ始めてもコミュニケーションが取りづらそう」などといった不安な気持ちが募り、なかなか一歩踏み出せずにいる、という方も少なくないのではないでしょうか。
今回は、そんなみなさんに、「とりも」というサービスをご紹介します。

鳥取で始まった「とりも」は、未経験からでも“自分らしく働く”ことに挑戦できるリモートワーク実践プロジェクト。
今回、鳥取ぺんぎん編集部では「とりも」を運営する事務局の藤吉航介さんに、立ち上げの背景や思い、未来のビジョンについて話を伺いました。(藤吉さんは、NPO法人bankupグループの「株式会社めぐ」の代表取締役、鳥取県からの委託を受けて「とりも」を運営されています。)
自分の働き方を見直したい方、仕事にできるスキルを身につけたい方はもちろん、少しだけ興味があるという方もぜひご覧ください。
目次
“働く”を見据えた実践型プログラム「とりも」って?

「とりも」は鳥取県が主催しているリモートワーカー育成・実践事業です。2023年度にスタートし、未経験からでも、自分のペースで「学ぶ・つながる・働く」を体感できるのが最大の特徴です。
これまでに133名が受講し、3期目となる今年(2025年)は、最大90名の受講生を募集しています。
【1】「学ぶ」:スキルを身につける
「とりも」では、1日数時間〜の動画やライブ講義を通して、働く・稼ぐためのデジタルスキルを基礎から学習できます。
オンライン中心のカリキュラムなので、今の生活スタイルを大きく変える必要はありません。
講師は、現場の第一線で活躍するプロの方たちばかりで、初心者にもわかりやすく、実践的な学びが得られます。

【2】「つながる」:仲間ができる
受講生コミュニティでは、なんとオンライン・オフラインの両方で交流が可能!
学んでいくなかでの悩みや仕事の相談などを気軽に共有できる環境が整っているため、仲間と一緒に楽しく学ぶことができます。同じ地で暮らす、同じ悩みや夢を持つ仲間と繋がれる点も、「とりも」ならではの魅力です。
【3】「働く」:学びを仕事につなげる

コース受講後には、認定やヒアリングを通して、実際の業務へのチャレンジがスタートします。
希望に応じて、業務受託のサポートや企業とのマッチング支援も行われ、学びっぱなしでは終わらない“仕事につながる仕組み”が用意されています。
スキルゼロ、自信ゼロでも大丈夫!
「働き方を変えたい」、「一歩踏み出したい」という気持ちさえあれば「とりも」さんが全力でサポートしてくれます🔥!
実際の受講コース、過去受講者インタビューについては「とりも」公式サイトや公式Instagramをチェックしてみてください!


「とりも」公式サイトでは、詳しいコースの情報や過去受講者のインタビューが多数掲載されていますので、ぜひ参考にしてみてください!
ここからは、事務局の藤吉航介さんにインタビューした内容をお届け。「とりも」が生まれた背景や、みなさんへのメッセージなど、たっぷり伺いましたので、ぜひ最後までご覧ください!
「とりも」が生まれた背景
きっかけは「地域が抱える悩み」

私は、株式会社めぐ(NPO法人bankupグループ)の代表取締役も務めており、そこでは忙しい経営者や従業員に代わって、事務や広報、情報発信といった幅広い業務をリモートでサポートする事業を行っています。
その事業を行う中で、在宅ワークに取り組むスタッフの育成にも早くから注力していて、場所にとらわれず、どこにいてもスキルがあれば活躍できる在宅ワークならではの強みを間近で感じながら、働き方の選択肢を広げる取り組みを進めていました。
そんなある日、事業の一環で鳥取県内の企業や自治体の方と意見交換をする機会があり、その中で浮かび上がってきたのが、「月数万円でも収入を上げたい」けど、「家庭の事情や生活環境のためフルタイムで働けない人がいる」「在宅やスキマ時間を活用すれば力を発揮できる人もいる」という、地域が抱える悩みでした。
その課題をどうすれば可能性に変えられるかを考えたときに「だったら、人材育成しよう、支えよう、一歩踏み出す仕組みを作ろう、鳥取で。」という思いが生まれ、鳥取県と民間企業とが手を取り合い、鳥取県の新たな施策として生まれたのが「とりも」です。
在宅ワークならではの強みを肌で感じていた藤吉さんだからこそ、鳥取で働く人のリアルな悩みや課題に寄り添えるような、誰もが一歩踏み出しやすい仕組みが生まれたのですね・・・!
過去2回を振り返ってみて
想像以上の反響と確かな手応え

「とりも」はこれまで第1期、第2期と実施し、2025年の今年、3期生の募集を迎えました。1期生の募集時には、定員50名に対してなんと3〜4倍の応募があり、運営側もその反響に驚かされました。
「自分に合った働き方をしたい」
「今の生活を少しでも変えたい」
そんな思いを抱えている人が、鳥取には想像以上に多くいる、そのニーズの大きさを実感しました。
3〜4倍の応募!想像を超える反響ですね!実際に受講された方はその後、得た学びをどのように活かしていますか?
実際に受講した方々の中には、講義を担当した企業から業務案件を直接受けるようになった人もいれば、自らクラウドソーシングに登録して仕事を獲得している人もいます。
学びを自分の仕事へつなげている姿、一人ひとりが、自分の力で「働く」ステージに進んでいる姿を見て、運営側としても「継続的なサポートの大切さ」を感じています。
浮かび上がってきた課題と向き合い方
3期目を迎える「とりも」は、受講生へのカリキュラムやサポート体制など、育成の仕組み、流れは徐々に形になってきました。
しかし、スキルを学んだ人たちが活躍できる場の拡大が次の課題であると感じています。リモートワークは場所の制約がないため、県外企業からの案件獲得にも積極的に取り組んでいます。

一方で、もう一つ大事にしたいと考えているのが、地元・鳥取の企業へのアプローチです。まだ、DX化やデジタル活用が十分に進んでいない企業も多いと思います。「デジタル化に踏み出したいけど、何から手をつけたらいいか分からない」という企業はまだ多いのが現状です。
だからこそ、とりもで育った人材が活躍できる場を地元にも作っていきたい。ただ育てるだけでなく、地域に貢献しながらスキルを発揮できる、そんな循環を作っていく。それが次のステージかなと思っています。
今後の目標
リモートワークを“あたりまえ”に。
「とりも」を始めた当初は、「リモートワークって怪しくない?」「鳥取でできるの?」といった反応も少なくありませんでした。
しかし、3期目を迎えた今、状況は変わってきました。スキルを身につけた人が実際に働きはじめ、リモートで業務を請け負う姿も珍しくなくなってきています。
これからは、リモートワークを特別な働き方ではなく、“当たり前の選択肢”にしていくことが目標です。
家にいながら、子育てをしながら、介護と両立をしながらでも働ける。
そんな働き方の選択肢を、鳥取にもっと広げていくことを目指しています!
みなさんへのメッセージ
自信がなくても、時間がなくても、一歩踏み出したいあなたへ

「自分にできるか不安」
「今は忙しいし・・・」
そんなふうに思っている方にこそ、「とりも」を受講してほしいと思っています。
スキルを得ることはもちろん大事ですが、新しく学ぶことに挑戦する姿勢が人生を変える第一歩になる。
「時間がない、経験もない、でもあきらめたくない」そう思っている方、まずは話を聞いてみるところからでも大丈夫です。
その一歩があなたの働き方、そしてこれからを大きく変えるきっかけになるかもしれません。
「とりも」は未経験からのチャレンジを全力でサポートします!
現在3期生募集中!とりも公式サイト・公式インスタからどうぞ!

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