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鳥取の街と共に歩む「丸由百貨店」。舵取りを担う店舗開発リーダーに密着取材【ぺんぎんPR】

創業以来、鳥取の街と共に歩んできた丸由百貨店(旧:鳥取大丸)。その歴史は、そのまま鳥取市の歴史とも言えるほど、わたしたちの暮らしの中心に根付いている百貨店です。
そして今、丸由百貨店は新たな未来へと向かって歩みを進めています。この記事では、伝統を守りながら革新を続ける丸由百貨店の魅力と、その舵取りを担う店舗開発リーダーの挑戦を紹介します。
目次
- 1 地域のシンボル「丸由百貨店」
- 2 「鳥取らしく、私らしく、OYOUらしく。」2022年のリブランディングにおける“革新”
- 3 丸由百貨店で働く、店舗開発リーダーさんにインタビューしてきました!
- 4 丸由百貨店の魅力は「安心感のある買い物体験」と「商品への信頼感」
- 5 自身の好きが講じて開催した「アウトドアイベント」に、流行りのサウナまで。行動力とアイディアから生まれる“幅”
- 6 入社したきっかけは「Uターン」。未経験からはじまった「挑戦」
- 7 やりがいは“ダイレクトな反応”。常に新しい情報を取り入れ、発信する重要性
- 8 現在は鳥取の優れた美術工芸品に着目
- 9 今後は丸由オリジナルの商品開発も視野に
- 10 丸由百貨店
地域のシンボル「丸由百貨店」
鳥取市の玄関口、JR鳥取駅前に位置する丸由百貨店は、地域のシンボルとして長年親しまれてきた百貨店です。かつて鳥取大丸として知られていましたが、2022年に創業当初の名称である丸由百貨店に戻り、新たなスタートを切りました。


「鳥取らしく、私らしく、OYOUらしく。」2022年のリブランディングにおける“革新”
2022年のリブランディングでは、「鳥取らしく、私らしく、OYOUらしく。」を新たなキャッチコピーとし、大きく進化を遂げました。
TOTTORI PLAY’S(トットリプレイス)では地域住民のための空間を。
5階の「TOTTORI PLAY’S(トットリプレイス)」では、食、運動、子育てなどを融合した、まさに地域住民のための空間を設置。



鳥取市の街を見渡せる屋上は、街のイベントステージとして。
屋上には、緑豊かな芝生広場とイベントスペースが広がり、買い物客だけでなく、誰もが気軽に集える憩いのとなっています。

鳥取市を一望できる屋上は開放的な空間

地元の人も観光客も。みんなの“おいしい”が集まる「しゃんしゃんマルシェ」
そして、地下1階の「しゃんしゃんマルシェ」は、地元の美味と全国の味が集う、食品フロアになっています。鳥取の特産品はもちろん、駅弁大会などの期間限定イベントも目白押しで、訪れるたびに新しい発見があります。


若い世代に人気のショップを展開し、街全体に“活気”を。
4Fには人気ブランド「無印良品」を広面積で展開。さらに2023年には、県内2店舗目となる生活雑貨店「ロフト」をオープンし、幅広い世代のニーズに応える品揃えを誇っています。


地域との繋がりを大切にしながら、鳥取の魅力を発信。
丸由百貨店は、鳥取の街と、そこに暮らす人々との絆を、より一層深めるための取り組みにも力を入れています。商店街と手を取り合い、市民参加型のイベントを企画したり、地元のアーティストを招いてワークショップを開催しています。


さらに、鳥取の伝統工芸品にスポットを当てた展示会や、旬の特産品をふんだんに使ったグルメフェアなど、鳥取の魅力を五感で感じられるイベントも多数開催。地元の人々はもちろん、観光で訪れた人々にとっても、鳥取の魅力を再発見できる場所となっています。
このように、イメージを変えるフロア構成斬新な企画の開催により、かつての百貨店の伝統は引き継ぎつつ、さらなる革新を遂げ、鳥取の街に新たな風をもたらしています。
リブランディングを経て、鳥取の魅力を発信する場となり、地域の人々の暮らしを豊かにするコミュニティスペースにもなっている丸由百貨店。今回は、そんな丸由百貨店で挑戦を続ける、営業企画室店舗開発リーダー・高嶋優さんへのインタビュー内容をお届けします!
丸由百貨店で働く、店舗開発リーダーさんにインタビューしてきました!

丸由百貨店 営業企画室
店舗開発リーダー 高嶋優さん
鳥取市出身。大学進学を機に東京で暮らし、
東京の海運会社に勤めた後、
Uターンし2021年に入社。
イベント・キャンペーンの企画立案から実行、
広報活動、店舗開発など幅広く業務を担う。
丸由百貨店の魅力は「安心感のある買い物体験」と「商品への信頼感」
高嶋さんが思う丸由百貨店の魅力・強みを教えてください。
まず1つめは、「安心感のある買い物体験」ができる、という点です。オープン前の準備から、お客様への丁寧な対応、車椅子やベビーカーの完備に至るまで、細部に渡りこだわっています。

また、丸由百貨店では、朝の開店時には従業員がお客様をお迎えするなど、長年培われてきた丁寧な接客が根付いています。これは、目立つ部分ではないかもしれませんが、お客様に安心感を与える上で非常に重要な要素であり、多くの販売員が誇りを持って取り組んでいる部分です。
実際に開店時に丸由百貨店に伺いましたが、開店時のお出迎え、とても気持ちが良かったです★長年培われてきたノウハウがあるからこそ、みなさんが安心してお買い物を楽しめるのですね・・!
ありがとうございます!丁寧な接客は当たり前のことに思えますが、意外とできない人もいると思うんです。丸由百貨店ではお客様に安心して買い物いただけるよう、日々こだわって取り組んでいます。
2つめは、幅広い商品ラインナップかつ、確かな品質の品々が手に入る信頼感がある、という点です。
化粧品や無印良品、ロフトといったデパートならではの強みともいえる、幅広い商品ラインナップに加え、一定の品質を保った商品が揃っているという信頼感があるのではないかと考えています。
さらに、鳥取の地元産品から全国の銘品まで、自信を持っておすすめできる「手土産」が揃っている点も、丸由百貨店ならではの強みです。
大きなデパートには及ばないかもしれませんが、確かな品質の品々が手に入るという安心感は、地域のお客様にとってかけがえのない価値となっていると思います。
自身の好きが講じて開催した「アウトドアイベント」に、流行りのサウナまで。行動力とアイディアから生まれる“幅”
今まで企画したイベントで印象に残っているものを教えてください。
特に印象に残っているのは、入社後間もない頃に企画したアウトドア用品のイベントと、屋上で開催したサウナイベントです。
アウトドア用品のイベントは、私自身がキャンプ好きということもあり、キャンプ・アウトドア用品を集めてイベントにしたら楽しいのではと思い企画したもの。
鍋敷きなどのアウトドア用品を作っている作家へアプローチしたり、自らアウトドア用品を集め、販売したのを覚えています。

また、屋上でのサウナイベントもある意味記憶に残っています。笑
JR鳥取駅周辺の景色を見下ろしながらサウナを楽しもうという企画でしたが、強風によりテントが倒れるなど苦労も多かったです。ただ、今となってはいい思い出になっています。


自分が興味のあるジャンルをそのままイベントにしてみたり、流行を取り入れてみたり・・・そんな高嶋さんのアイディアと行動力が、丸由百貨店全体を盛り上げているのですね!
入社したきっかけは「Uターン」。未経験からはじまった「挑戦」
丸由百貨店への入社のきっかけを教えてください。
30歳という年齢になったタイミングで地元である鳥取にUターンしました。
もともと、実家が商売をしていたということもあり、鳥取に戻って何かをしたいという思いはありましたが、妻の助言もあり、すぐに独立するのではなく鳥取で就職し基盤を固めていくことにしたんです。
これまでの仕事は、港湾での現場監督や海運会社での営業だったため、百貨店での仕事は全く新しい挑戦でした。
異業種からの転職・・・迷いなどはありませんでしたか?
不安もありましたが、それよりも挑戦したい気持ちの方が強かったですね!丸由百貨店といえば鳥取市の中心部。ここで働くことで、様々な人との関わりや色々なものに触れられるだろうと思い、入社を決めました。
やりがいは“ダイレクトな反応”。常に新しい情報を取り入れ、発信する重要性
高嶋さんが思う仕事のやりがいについて、教えてください。
お客様との距離の近さとダイレクトな反応に大きなやりがいを感じています。
イベントや物産展など、私が企画したものがお客様にどのように受け止められるか、その反応がすぐに分かり、良い時も悪い時も、お客様の生の声を聞くことができるのは、この仕事の面白さだと思います。
イベント初日は何度経験してもドキドキしますし、お客様が殺到することもあれば、思ったより来ないときもあります。そのギャップもこの仕事をしていないと味わえない醍醐味だと感じています。イベントの準備には、多くの時間と労力を費やしますが、お客様のダイレクトな反応は、何物にも代えがたい喜びですし、次へのモチベーションにも繋がっています。
イベントの商品目当てに東京から来られたお客様や、開店と同時に走ってくるお客様もいたそうですね!
そうなんです!そういう姿を見るとイベントをやって良かったなと思いますし、嬉しいですね!
仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。
良いものを鳥取の方に広めたいという思いから、イベント企画や情報発信には力を入れています。私が興味のあることや好きな分野をイベントに積極的に取り入れ、その魅力を自分なりに解釈し、しっかり言葉にして伝えることを心がけています。

一方で、地方である鳥取で新しいものを発信することの難しさも感じています。どうしても都会に比べて新しい情報を得るのが難しいと感じることもあり、常に新しい情報を取り入れていくことの重要性を認識しています。
確かに都会に比べると、鳥取はまだまだ、新しい情報を得るのが難しい部分がありますよね。
実際に私自身も、鳥取の居心地の良さを感じつつ、新しい情報を得るのが難しいと感じています。頻繁に遠くに出かけられるわけでもないですし。
でも、新しいものは常に取り入れていかないといけない。そこが難しいところですが、積極的に新しいものを取り入れ、発信していくことに力を入れています。
現在は鳥取の優れた美術工芸品に着目
現在は、美術工芸品に着目していると伺いましたが?
そうですね!現在注力しているのは、鳥取の優れた美術工芸品の展開です。具体的には、来年のお正月に向けた干支人形の販売やVIP顧客向けの外商強化、作家さんの個展の開催など、百貨店ならではの強みを活かした企画を進めています。

つい先日も、15回目となる「鳥取の伝統工芸士展」を開催しました。今後は、これらの工芸品の常設店舗展開や、工芸品イベントの開催を目指しています。
鳥取県との連携も強化し、バックアップを受けながら鳥取の魅力を発信する拠点としての役割を強化していきたいと思っています。これまでの経験を活かし、工芸分野での知識を深めながら、より魅力的な店舗作りをしていきます。
今後は丸由オリジナルの商品開発も視野に
最後に、今後の目標についてお聞かせください。
個人的な目標は、丸由百貨店ならではの「丸由オリジナル」の商品を生み出すことです。
例えば、木工作家とのコラボによるレコードボックスのような、他では手に入らない特別なアイテムを企画したいですね!そうしたオリジナルの商品が、それぞれのイベントを彩り、店の個性を際立たせる「厚み」になると考えています。
1週間という短い期間で終わってしまうイベントの寂しさも感じており、そうしたオリジナル商品を生み出すことで、知識と経験を蓄積し、より面白い店作りに繋がると思っています。
また、そうしたオリジナルの「看板」となる商品を積極的に打ち出していくことも、丸由百貨店の次のステップとして、重要なポイントだと捉えています。今後も進化を続ける丸由百貨店に、ぜひみなさん注目してください!
丸由百貨店

※記事内に記載している情報は、取材時点でのものです。
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