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【白兎神社】鳥取県民なら知っておきたい!神話「因幡の白兎」について🐇
日本最古のラブストーリー!「因幡の白兎」について知ろう!
これは、古事記の出雲神話に登場する白兎のお話…

昔、淤岐の島に住む1匹の白兎がいました。
淤岐の島から因幡(旧国名:現在の鳥取県東部にあたる)の国へ渡りたい!
どうやって海を渡って行こうか…
そこで白兎は、サメを騙して因幡の国へ行こう!と思い付きました!
「サメの仲間と私の仲間、どっちが多いか比べてみよう!真っ直ぐに並んでくれたら、私が数えてあげる!」
とサメに提案しました。サメは言われた通り、因幡の国に向かって一列に並び、白兎はその上をピョンピョン飛びながら渡っていきました。
あともう少しで因幡の国…!
上手くいってる嬉しさで、白兎は
「私は因幡の国へ行きたかった!君たちは騙されていたのさ!」
と渡っている途中でサメに話してしまいました。
それを聞いて怒ったサメは、白兎の体中の毛をむしり取り、丸裸にしました。
丸裸にされ、痛くて泣いている白兎。
そこに八上姫に会いに行こうと因幡の国へ向かっていた大国主命の兄たちが通りかかりました。困っている白兎に兄たちは、
「海水で体を洗って、風に当たって乾かして、寝ていれば治る」
と面白がって言いました。
白兎は言われた通り行うと、肌はさらに赤くなり、痛みが強くなりました。
あまりの痛さに泣いていると、兄たちの荷物を全て持たされ、大袋を背負った大国主命が通りかかりました。泣いている白兎に声を掛け、理由を尋ねました。
白兎から話を聞き、大国主命は
「可哀想に…すぐに真水で体を洗い、それから蒲(がま)の花を摘み、その上に寝転がるといい。」
と言いました。白兎は言われた通りにすると、痛みは和らぎ、フワフワした白い体に元通り!
たいそう喜んだ白兎は大国主命に、
「八上姫は、お兄さんではなく、きっと優しいあなたの妻になりたいと言うでしょう。」
と予言し、八上姫にもこれまであった出来事を伝えました。
八上姫は、兄たちからの求婚を断り、めでたく心優しい大国主命と結ばれましたとさ…
白兎神を祀る神社

大国主命と八上姫の恋のキューピットとなった白兎。
白兎神社は、その白兎を祀っています!

他にも、保食神(うけもちのかみ)、豊玉姫命も合祀しています!
・日本医療・動物医療の発祥の地
・皮膚病や傷の平癒
・縁結び
など、人気のパワースポットです!

身と心を清める手水舎(てみずや)では、大きな袋に乗った兎の彫刻があります!
お清め中は大黒さまのメロディーが流れますよ!♩
神社の周囲にあるもの
①御手洗池(みたらしいけ)
この池は、白兎が傷口を洗い、蒲の穂を傷につけ治療したと伝わる霊池です。
季節を問わず、水位が一定のため、
「不増不減の池」とも言われています!

②社務所で授与できる「結び石」
ご縁を結ぶ願掛けの石。
良縁・子宝・繁盛・飛躍・健康
5つの種類のご縁の石が入っています。
この石が、神社の鳥居の上に乗れば、成就が近いかも!
身につけてお守りにすることも出来るそうですよ!


③白兎名物うさぎ焼き
米粉で作られており、もちもちとした食感の焼き物!味は餡子のみ。
1枚200円で白かピンク色のウサギを選べます!
白兎海岸をバックに写真を撮るのもおすすめです♩


④菊座石
白兎神社を支える柱の土台6ヶ所に、菊の紋章が彫刻してあります。
これは全国的に珍しい彫刻です!
神社設立が皇室と何らかの関係があったものと言われています!

まとめ
今回、白兎神社をご紹介しましたが、このエリアの周りには、杖突坂や白兎の丘、恋島、川下神社など、まだまだ魅力が沢山あります!
神話を知り、そこからどんな神様が祀られてるのかが分かると、参拝した時の思いが強くなると思います✨
是非、白兎神社へ参拝する際は「因幡の白兎」のお話を思い出しながら足を運んでみてください☺️
詳細情報
神社名 | 白兎神社 |
住所 | 鳥取県鳥取市白兎603 |
電話番号 | 0857-59-0047 |
社務所お問い合わせ | 9:00〜16:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり(道の駅「神話の里 白うさぎ」の駐車場と共有) |
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