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鳥取市を拠点とする唯一の落語家!七代目桂小文吾さんへインタビュー【ぺんぎんPR】

みなさんはわたしたちの地元鳥取で、落語の世界で活躍する落語家さんがいるのをご存知ですか?
鳥取市出身の「七代目 桂小文吾」さんは、鳥取市を拠点とする唯一の落語家として活動されています。
今回は、そんな桂小文吾さんへインタビューした内容をお届けします!
落語家を目指したきっかけや、修行時代のお話など、貴重なお話をたくさん伺ってきましたので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
七代目 桂小文吾さんプロフィール
七代目 桂小文吾

1994年生まれ、鳥取市出身の落語家。 鳥取西高を卒業後、東京農業大学、東京経済大学を経て2018年から落語の世界へ。 2020年に六代目「桂文吾」門下へ入り「桂悟空」として活動する。 2022年7月より師匠の名跡である七代目小文吾に改名。 2023年1月には鳥取市市民活動表彰を受賞。 |
好きな言葉は、「以和為貴(わをもってとうとしとなす)」。
何事も仲良く協力していくことを心がけている。
好きなアニメ・漫画は「ジョジョの奇妙な冒険」で、アニメを見てハマり、今は漫画を読み込んでいるとのこと。
鳥取市を拠点に活動中。鳥取県内各所で落語を披露
桂小文吾さんの現在の活動内容について教えてください。
現在は鳥取市を拠点に活動しています。県内各所で落語会を開催するほか、公民館や学校寄席、講演会の司会なども行なっています。

地域のお祭りなどのイベントや学校寄席を通じて、子どもたちや若い方に落語の魅力を伝える活動をメインに行っています。
また、鳥取の落語文化を活性化させたいと「鳥取落語会」というのも開催しています。

個性豊かなゲストを招いて落語の楽しさを伝えていき、少しでも落語に興味を持ってくれる方が増えるといいなと思っています。
落語会の様子などは、桂小文吾さんの公式YouTubeチャンネルでも配信されています!気になる方はぜひチェックしてみてください🪭
▶️小文吾チャンネル
芸人を志すなか、出会ったのは「噺の世界」
小さい頃の夢は「芸人」になることだったそうですね?
そうですね。芸人に憧れたのは、中学時代にテレビで見た「M-1グランプリ2008」がきっかけでした。

「かっこいい」と思い、いつか自分もあの舞台に立ちたいと思ったのを覚えています。その後、同じ高校の同級生とコンビを組み、漫才を始めました。
高校生のお笑い全国大会やM-1グランプリに挑戦したりと、精力的に活動していました。
高校卒業後はどうされたのですか?
高校卒業後は、芸人への夢を追いかけ大阪に行きました。オーディションを受けるなど、様々な挑戦を続けましたが、あっという間に1年が過ぎていき「このままではダメだ」と感じた私は、芸人への夢を一旦胸にしまい大学に進学しました。
大学入学後、お笑いサークルに入部しようとしたんですが、その大学にはお笑いサークル自体ありませんでした。一方で、「落語研究会」があることを知り、興味本位で入部しました。
そこで初めて本格的に落語に触れ、一人で演じることの面白さや奥深さに魅了されました。

芸人という職業とは似て非なる世界だと思いますが、不安やとまどいはなかったですか?
学生落語の大会で結果を残せたことが、自分の自信になりました。そこから徐々に「自分には落語が合っているのかもしれない」と感じ始めました。
大学卒業が近づいてきた頃、当時22歳だった私は「今からお笑い芸人の世界に飛び込むには遅すぎるのではないか」という不安もあり、卒業後の進路について模索していました。
そんな時、落語の世界が私を強く惹きつけました。一人で舞台に立ち、観客を魅了する落語家の姿に、改めて憧れを抱いたのです。
そして、大学卒業後、私は迷うことなく落語家の門を叩きました。
大学に通いながら落語の楽しさを知り、そのまま落語家の道へと進まれたのですね・・・!小文吾さんの、貫き通す芯の強さを感じます・・!
“二人”の師匠に弟子入り。共通するのは「深い優しさ」
真打に弟子入りしたときのエピソードを教えてください。
大学在学中、立川談幸師匠の出待ちをして弟子入りを志願、卒業後に無事に弟子入りし、そこから修行が始まりました。

落語家としての修行は、まず雑用から始まりました。
鞄持ち、着物の着付けやたたみ、お茶出し、太鼓叩き、高座返し、マイクの位置調整など、多岐にわたる仕事をこなしました。落語の稽古はもちろん、師匠の身の回りのお世話を通して、落語家としての心得をゼロから学びました。
落語の世界では、まずは師匠の身の回りのお世話から始まるんですね・・・!
その後2年間、立川談幸師匠のもとで修行に励んでいましたが、「鳥取に帰りたい」という思いが強まり、鳥取に帰る決意をしました。
そして、鳥取県米子市を拠点にしている桂文吾師匠に弟子入りをお願いし、立川談幸師匠にも承諾を得て移籍をすることになりました。

そこから桂文吾師匠のもとで、落語の珍しい話を教わったり、鳥取での活動の仕方を教わりました。
二人の師匠に恵まれた桂小文吾さんですが、お二人の共通点はどんなところだと思いますか。
私の二人の師匠、立川談幸師匠と桂文吾師匠に共通するのは、その深い優しさです。
立川談幸師匠は、移籍という私のわがままを寛大な心で受け入れてくださいました。至らない私を辛抱強く待ち、失敗しそうな時にはさりげなく助けてくださいました。
一方、桂文吾師匠は、愛情深く見守ってくださっています。ただ、時には厳しい時もありますが、私が一人前の落語家になることを願い、細部まで丁寧に教えようとする師匠の優しさだと感じています。
お二人とも、私の未熟さをいつも温かく見守り、支えてくださいました。至らない私が今も落語家として活動できているのは、師匠方の優しさのおかげです。
時に見えないところで私を支え、守ってくださっている師匠方に、心から感謝しています。
師匠と弟子、という落語家ならではの関係性が、なんだか羨ましくなるような、素敵なエピソードですね・・・!
二人の師匠と鳥取落語会@パレットとっとり
先ほどお話を伺った師匠お二人との落語会が鳥取市で開催されるそうですね?
はい。4月27日(日)に「第14回鳥取落語会」を開催します。
![FireShot Capture 014 - イベント情報を提供する|お問い合わせフォームより - tottori.penguin@gmail.com - Gmail_ - [mail.google.com]](https://tottori-penguin.com/wordpress/wp-content/uploads/2025/02/82fb7a1616590301682c0a14ff85f22c.png)
鳥取と東京の師匠の共演という初めての試みで、歴史的な会になると思います!過去に出ていない演目をお届けしますので、初めての方もそうでない方も楽しめる内容になっています。
立川談幸師匠との共演は5年半ぶりで、鳥取に帰ってから初共演です。
正直、今から緊張しています(笑)
緊張がこちらにも伝わってきます・・・(笑)歴史的な会になること間違いなしの「第14回 鳥取落語会」、詳しく知りたい方は↓のリンクをチェックしてくださいね♪
今後は「鳥取の落語文化を盛り上げたい」
今後の展望について教えてください。
今後も鳥取を拠点に活動していくつもりです。しかし、まだまだ落語は身近な存在とは言えないと感じています。
そこで、私自身の知名度向上はもちろんですが、落語そのものの魅力を伝え、親しみやすいものとして広めていきたいと考えています。

![FireShot Capture 202 - 七代目桂小文吾(@kobungo.channel.official) • Instagram写真と動画 - [www.instagram.com]](https://tottori-penguin.com/wordpress/wp-content/uploads/2025/02/4dd28281bebdf7136803d894a7273195.png)
「落語は敷居が高い」と思われがちですが、そんなことはありません。気軽に足を運べる、ちょっと遊びに行くような感覚で楽しんでいただきたいです。
現在、不定期で開催している「鳥取落語会」も、今後は開催頻度を上げ、より多くの方に落語に触れる機会を提供したいと思っています。
もちろん、場所代やゲスト出演料など、費用面での課題もあります。今後も、企業さんからの協賛など、周りの方々からの支援をしていただけるように、頑張って活動を続けて、鳥取の落語文化を盛り上げていきたいです!
桂小文吾さんは鳥取各地のイベントでも多々公演されています!お友達やご家族を誘って、鳥取で本格落語を楽しみましょう♪
鳥取のみなさまへメッセージ
最後に、鳥取のみなさまへメッセージをお願いします!
落語は決して難しいものではありません。伝統芸能というイメージが先行していますが、元々は庶民のための大衆芸能で、誰でも気軽に楽しめるものです。
![七代目桂小文吾(@kobungo.channel.official) • Instagram写真と動画 - [www.instagram.com]](https://tottori-penguin.com/wordpress/wp-content/uploads/2025/02/d745cfab453452507b3cf0c6761c44d8.png)
まずは一度、実際に落語を見て、その面白さに触れていただきたいです。そして、「落語って面白い!」と感じ、興味を持っていただけたら嬉しいです!
桂小文吾さんへのお仕事依頼はこちら

「落語で皆様に笑顔を届けたい!」その一心で、私はどんな場所へでも駆けつけます。規模の大小は問いません。町内イベント、社内イベント、新年会、忘年会、歓迎会、学校や介護施設のレクリエーションなど、どのような場でも大歓迎です。
落語を通して、皆様に楽しい時間を提供いたします。予算や時間などお気軽にお声がけください!
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