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これであなたも鳥取県民?鳥取市周辺の方言クイズ!

鳥取県の方言クイズです。初級編、中級編、上級編と3ランクに設定してみました。いくつ意味が分かりますか?
鳥取市周辺でも、z世代の間ではほとんど聞かれることもなくなった因伯の方言。言葉には地域の歴史や文化が現れます。方言を通して、鳥取に興味を持ってほしいと思います。では、スタートです。
初級編

まずは初級編です。鳥取市内のどこかで聞いたことがあるフレーズや、なんとなく意味を想像できるものもあるかもしれません。
次の方言は何という意味でしょうか?
- わったいな
- だらず
- おせげな
- たばこしょ
答え
- すごい!びっくりした!(驚いたときにでる声)
- ばか!(馬鹿にすることば、というより、大人が子どもを叱るニュアンスです)
- おとなびた、大人っぽい(おせ、は成人または青年に対して言います)
- 休憩しよう(タバコを吸うわけではありません)
1の「わったいな」は、賀露港近くにある鳥取県産野菜、魚介の品直売所の名前にもなっています。観光でいらした方なら耳にしたことがあるかもしれませんね。
2は令和生まれの子どもたちはもうあまり耳にしないかもしれません。ライターが子どもの頃はおじいちゃんたちによくこうして叱られたものです。
3は「おせ」という言葉が子どもの成長をほめるニュアンスを持っています。「おせげになって」と言われたら、誉め言葉です。
4が県外の方に一番驚かれる方言かもしれません。農作業中のおじいちゃんおばあちゃんの間で「ちいとたばこしょ」という会話がよく聞かれました。ライターが中学生くらいの時、おばあちゃんから「たばこしょ」と言われたら、それは「コーヒーを飲んで休憩しよう」という意味でした。
中級編

次はややマニアックな中級編です。鳥取市周辺は中心市街地と旧八頭郡地域で方言やイントネーションが少し異なります。1990年代は、河原町や旧佐治村から中心市街地の高校に進学すると、同級生との意思の疎通がたいへんだったり?
では、次の方言の意味を考えてみてください。
- わやくそ
- えらい
- どんどろけ
答え
- めちゃくちゃ、ぐだぐだ
- 疲れた、辛い、しんどい
- 雷、雷鳴
1に関しては、2025年現在でも旧八頭郡出身の方は使うことがあるかもしれませんね。「わやくそになる」という活用をします。
2も「たばこしょ」と同様に、県外の方には驚かれる方言です。「今日はえらい」というと、「この人自慢しているの?」と思いがちです。逆の意味なんですよ。
3の雷鳴という意味の方言、ホタルブクロが咲く時期によく雷がなることから、かつて一部地域でホタルブクロのことを「どんどろけ花」と呼んでいました。ライターの祖父は野良仕事の途中、
「どんどけばながまんぐるじゅうにじょうにさいとるわ」
(意味「ホタルブクロがあたり一面にたくさん咲いているなあ」)と言っていました。
上級編

最後の上級編です。これが分かればもう鳥取県民! むしろ鳥取市周辺の人にもなかなか伝わらないかもしれない、マニアック度最上級です。
では、次の方言の意味を考えてみてください。
- けっぱんづく
- けんびきが出る
- きょうさめえ
答え
- つまづく、転びそうになる
- 疲労が蓄積して体調を崩すこと
- すごい。やばい。(わったいなに近いですが、こちらは感心した時、あきれた時に使います)
1はけっぱなづく、という言い方もするようです。個人の言い方のクセかもしれません。
2は鳥取市周辺の方でもあまり通じないことがあります。現在の八頭郡八頭町や鳥取市河原町付近でよく聞かれていました。
3は、これこそ最強マニアック鳥取弁(自薦)。例えばテストで成績が一番の子にも「きょうさめえ」、バイクを盗むやんちゃな子にも「きょうさめえ」という使い方をします。「ヤバい」のニュアンスにとても近いように感じます。
鳥取方言・イントネーションにも注目!

鳥取の方言クイズ、いかがだったでしょうか。実は鳥取県の方言やなまりは、広島県と似ている特徴を持っています。映画「この世界の片隅に」をご覧になったことがありますか?
主人公のすずさんは、語尾が「~ですけえ」「~だけえ」など、優しく下がるしゃべり方です。
鳥取の方言もかなり近く、「だけえ」「するけえ」と語尾が下がりがちです。ほかにも、「~しょんなる」「~しとんさる」「~すられる」(すべて「している」の丁寧語です)のように、日常的に敬語の要素が溶け込んでいることにも注目していただきたいです。
鳥取県の人は、昔からのんびりしていて、相手を尊重する心の風土があったのかもしれません。言葉そのものだけでなく、イントネーションにも注目して鳥取の方言を聞いてみてください。