Post記事
マイナ保険証とは?マイナ保険証を使うメリットと登録方法について解説

マイナ保険証の仕組みについて解説します。マイナンバーカードに保険証の機能を一体化させたもので、医療費節約やお薬手帳の代わりになるなど、いろいろなメリットがあるカードです。
マイナ保険証は健康保険証とどう違うのかや、マイナンバーカードを保険証として登録する方法について説明しましょう。
目次
現在の保険証が廃止となりマイナ保険証に移行します
令和6年12月2日をもって健康保険証が廃止されました。以降はマイナンバーカードに保険証の機能を一体化させた「マイナ保険証」が病院や医療機関受診の際に必要になります。
それまでのような健康保険証の発行は行われません。健康保険証を紛失してしまった方は、マイナンバーカードを登録し、新たにマイナ保険証の登録手続きを行ってください。
現在の保険証は有効期限まで使える(最長で令和7年7月31日)
廃止された後も、従来の健康保険証は有効期限までは使えます。(最長で令和7年7月31日)
マイナンバーカードを保険証として登録する手続きが間に合わない場合の予備として、大切に保管しておいてください。
マイナ保険証利用登録方法
スマートフォンやパソコン、タブレットからマイナポータルにログインすることでマイナ保険証の登録手続きが可能です。
鳥取市内の医療機関、薬局でも手続き可能
鳥取市内各所の病院や薬局でも、マイナ保険証の利用登録手続きが可能です。手順です。
- 医療機関が設置している読み取り機械にマイナンバーカードを置く
- 本人確認のため顔写真を撮影するか、4桁の暗証番号を入力する
- 診療等にマイナンバーカードを利用するかについて「同意する」を選択する
- 手続完了。以降マイナンバーカードを保健証として利用できます
同様の登録機能は、セブン銀行ATMにもあるため各所のATMからマイナ保険証の登録をすることも可能です。
厚生労働省のホームページでも、登録方法の手順が詳細に掲載されていますので参考にしてみてください。
また、鳥取市役所ではマイナポータルの利用サポートも行っているため、気軽に問い合わせをしてみてください。
鳥取市役所 市民生活部 市民課 マイナンバーカード係 |
電話番号:0857-30-8195 |
マイナンバーカードの登録を行っていない場合の対処

マイナンバーカードを持っていない、または保険証利用登録をしていない方は、健康保険証ではなく「資格確認書」というカードを医療機関に提示することになります。マイナ保険証と同じ効果があり、病院を受診する場合に利用可能です。
当分の間は、マイナ保険証を保有していない(マイナンバーカードの健康保険証利用登録をしていない)方全てに、現行の健康保険証の有効期限内に「資格確認書」が無償で交付されるそうです。
健康保険証の廃止についてや資格確認書については、鳥取市のホームページに詳しく掲載されていますのでぜひ参考にしてみてください。
また、厚生労働省のホームページにも、資格確認証について掲載されていますので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
厚生労働省「資格確認書について(マイナ保険証を使わない場合の受診方法)」
マイナ保険証を使うメリット
マイナ保険証を使うメリットの一部をご紹介します。
マイナ保険証を使うメリット1:よりよい医療が受けられる

従来の健康保険証では医療費や過去の受診情報を確認することができず、いちいち申請や書類の提出が必要でした。
マイナ保険証を持っていると、たとえば災害で怪我や病気になったときも過去の疾患や受診の情報がすぐにわかり、迅速かつよりよい医療・治療を受けることができます。
マイナ保険証を使うメリット2:手続きなしで、高額療養費の限度額を超える支払いが免除される

また、従来は、高額療養費制度を受ける場合に、高額な費用を一時的に払わなければならなかったり、事前の申請や支払い後の書類提出をしたりと、数回に渡り手続きをする必要がありましたが、マイナ保険証を利用すれば、手続きなしで高額療養費の限度額区分が確認できるため、限度額を超える分を支払う必要がなくなります。
そのほかのメリットについてはこちらをご参考ください。
マイナ保険証の登録方法まとめ。わからないことは市役所に相談
この記事では、マイナ保険証の登録方法や利用するメリットについてまとめました。2024年12月2日以降に新しい健康保険証の発行申請はできません。マイナンバーカードを持っている方は、近くの薬局やセブン銀行ATMなどではやめにカードの登録手続きを行ってください。
高齢や障がいが理由で自分一人で機械を操作できない方は、市役所の窓口に相談しましょう。お子さんも自分で操作することが難しいでしょうから、ご家族が対応してあげてください。マイナンバーカードの申請をしていなかったり、登録方法がわからないという方は、「資格確認証」を利用することもできます。ただ、マイナ保険証を利用することで得られるメリットもありますから、ぜひ新規の登録を検討してみてください。