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鳥取市周辺の雪対策について。災害級の大雪や警報が出たときの準備の仕方を解説
2024年12月18日から19日にかけて、鳥取県上空にマイナス36℃の寒気が流れ込むという予報が出されました。山間部では70cmの積雪が予想され、災害級の積雪との予測も出たほどです。
鳥取市だけでなく、例年日本各地で年末年始の大雪による被害が起きています。もし、大規模な寒気によって大雪が降ったらどうすればいいのでしょうか?
今回の記事では、鳥取市周辺の冬の豪雪対策について家庭内や車内での対策を解説します。
災害級の大雪が降ったらどうなる?
災害級の大雪が降ったら以下のような被害が起きる可能性があります。
- 路面凍結によるスリップ事故、積もった雪によるタイヤのスタック
- 自動車の立ち往生事故
- 電線への積雪
- 倒木やビニールハウスの倒壊
- 落雷、突風
- 停電
被害を避けるために重要なのが、不要不急の外出をしないことです。可能な限り車で出かけないようにしましょう。
交通事故も立ち往生事故も、巻き込まれないための対策が必須です。
雨で土砂崩れが起きる可能性も
山間部で気温が下がっても、沿岸部では0℃以下にならず、大雨となる可能性もあります。地盤が緩んで土砂崩れが起きるかもしれません。
直前に雨が続いてから雪が降っても、同様に危険です。山沿いや崖沿い、峠道に近づかないように注意しましょう。
今すぐすべき雪の備え、対策はこれ!
大雪が予想されたら、以下のような備えをしておきましょう。
- 飲料水、食糧、燃料の確保
- 玄関付近に融雪剤を撒く、雪かき用スコップの準備
- 冬用タイヤとチェーンの準備
飲料水と食料と燃料は、大雪による停電に備えるためです。電気が止まると水道は使えません。ペットボトル入りの水や、お風呂の残り湯をストックして活用しましょう。
家の周辺に融雪剤をまくことも有効です。玄関付近に雪が積もるのを防ぐことができ、大雪でも出入りが楽になります。雪かきの手間を省くこともできます。
車で移動する際は、冬用タイヤに加えてチェーンも準備しておいてください。チェーンの着脱をしたことがない方は、自動車用品店のスタッフに使い方を聞いてみてください。
最新の情報をチェックできるようにしておきましょう
鳥取市防災アプリ
鳥取市防災アプリは、緊急地震速報や気象情報をスマートフォンなどに送信したり、避難所の場所や自宅周辺の浸水や雪崩の危険度を確認することができるアプリです。鳥取市が発行している防災マップの電子版として活用することもでき、FM鳥取のラジオ情報を聞くこともできます。
無料でダウンロード可能なため、お手持ちのスマートフォンに入れておくといざというとき助かります。
鳥取地方気象台のHPや、鳥取市HPも要チェック
他にも、鳥取地方気象台のホームページで雪雲や雨雲の位置を確認できます。鳥取市ホームページでも現在出ている警報や注意報を確認することが可能です。
また鳥取地方気象台では、令和3年より「顕著な大雪に関する気象情報の運用」が始まっています。短時間で大量の積雪が予想される場合に、警戒を呼びかけるというものです。
アメダス観測地点で顕著な積雪が観測され、交通障害が深刻化すると予測されるか、すでに交通障害が起こっている場合に、鳥取地方気象台が警報を出す仕組みになっています。
鳥取の豪雪、こんなときは特に注意!
大雪の警報が出たら、不要不急の外出を避けることが一番です。万が一車で出かけなくてはならなくなったら、防災アプリなどで積雪の多い場所を確認し、迂回路を使って移動してください。
立ち往生事故に巻き込まれることも想定して、防寒具、飲水、簡単な食料(チョコレートやパンなど携帯しやすくエネルギーになるもの)を車に積んでおくことも重要です。
鳥取市周辺の雪対策まとめ
鳥取市周辺で大雪災害が起きたときの対策についてまとめました。重要なポイントは、無理に外出しないことと、燃料や食料をあらかじめ備蓄しておくことです。
冬用タイヤを装着していても、雪道でスタックして動けなくなることがあります。迂回路を調べる、チェーンを積んでおくなどの対策を取りましょう。
迂回路などの情報は気象台の発表や防災アプリで確認できます。情報を集めて早めの対策をすること、これこそが災害級の大雪のときに大切になる準備です。