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鳥取市のB級グルメまとめ。鳥取にしかないもの、鳥取だから好まれるメニューを紹介
鳥取市で昔から好まれているB級グルメを、有名なものから、他県の方には意外と知られていないものまで、幅広くご紹介します!
それぞれ、鳥取市内で食べられるお店も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ホルそば
「ホルモン焼きそば」とも呼ばれる鳥取市のB級グルメです。昭和30年代に鳥取市内の焼肉店で作られたのが始まりとされ、以後市内の数店で提供されましたが、当時の認知度は低かったようです。
2000年頃から始まったB級グルメブームで注目されたことがきっかけで、ホルそばをメニューに加えるお店が増えました。
店舗ごとに麺の質が違ったり、タレの味付けが独特だったりと、作る人の個性が光る一皿です。
ホルそばが食べられるお店「まつやホルモン店」
住所 | 鳥取市吉方温泉4‐432 |
電話 | 0857‐23‐3050 |
料金 | ホルモンそば 860円 |
関連サイト | 公式Instagram |
素ラーメン
うどんの出汁に中華麺を入れ、天かすなどをトッピングして食べる鳥取市の「ご当地麺」です。以前は鳥取市役所食堂や大衆的な飲食店でよく食べられていましたが、現在メニューとして提供している店舗は発祥とされる武蔵屋食堂をはじめ数店舗となっています。
武蔵屋食堂の2代目店主が、できるだけ低価格で提供でき様々な客層に安心して食べてもらえるようにと考案した麵料理とのことです。確かに、時間も材料費もかかってしまうラーメンのスープに比べて、短時間で準備できる昆布とカツオの出汁は低価格化へのメリットが大きいといえます。
2024年現在では、「食のみやこ鳥取県」特産品コンクールでも優良賞に選ばれ、家庭でも食べられるインスタント商品も展開しています。
素ラーメンが食べられるお店「武蔵屋食堂」
住所 | 鳥取市職人町15 |
電話 | 0857‐22‐3397 |
料金 | 素ラーメン 550円 |
関連サイト | 武蔵屋食堂公式ホームページ |
因幡の塩サバ丼
鳥取県東部の名産である、「酒ノ津の塩サバ」やその他の地域で生産される塩サバを使った創作料理です。鳥取市周辺は昔からサバの消費量が多く、中でも酒ノ津で生産される塩サバが人気です。「塩サバの塩加減は身内にしか教えない」と言われるほど、熟練の技で作られる絶妙な味わいが魅力となっています。
店舗ごとに違ったサバ丼が食べられるため、サバ丼めぐりをしても楽しいでしょう。県外から観光に来た方ならぜひおすすめです。
因幡の塩サバ丼が食べられるお店「更科」
住所 | 鳥取市湖山北5-245‐2 |
電話 | 0857‐28‐1708 |
料金 | 塩サバ重 1,800円 |
関連サイト | 公式サイト |
親ガニ
親ガニは松葉ガニ(ズワイガニ)のメスで、「五輝星」などのブランドで知名度の高いオスのカニに比べてかなり小さいことが特徴です。
そんな親ガニを使った「親ガニ丼」は、濃厚なカニのうまみが味わえる贅沢な逸品。また、親ガニを使ったお味噌汁は、鳥取市周辺の家庭料理として親しまれています。
食べられるところが少ない、身を取るのが面倒、と敬遠されがちですが、その分とてもいい出汁が出ます。半身に割った親ガニをそのまま大根やニンジンなどとことこと煮込み、お味噌を溶けば絶品のお味噌汁の出来上がり。
ゆで汁で炊く親ガニごはんなどのアレンジもおすすめです◎
親ガニ丼・親ガニ汁が食べられるお店「味暦あんべ」
住所 | 鳥取市弥生町175-2 |
電話 | 0857‐29‐9125 |
料金 | 親がに丼(10,000円)、親がに丼 極(12,000円)に親がに汁もセットでついてきます。 |
関連サイト | 公式Instagram |
モサエビ
全国的には「クロザコエビ」と呼ばれるモサエビは、身が大きく弾力に富み、甘えび以上のうま味と食べ応えがありながら、県外に出荷されることがほとんどない幻のエビです。
理由は、傷みが早いこと、時間が経つほど頭が黒く変色してしまうことなどが挙げられます。
その分、鳥取市周辺では一般家庭向けにポピュラーな魚介です。刺身でもよし、塩を振って焼きえびにするのもよし、バーベキューにするもよし、味噌汁にするもよしと万能なエビです。
秋口から産卵期の春にかけてが旬ですので、その時期にぜひ、召し上がってみてくださいね。
モサエビが食べられるお店「天然海水いけす海陽亭」※期間限定
住所 | 鳥取市賀露町西3丁目27−1(鳥取港海鮮市場かろいち敷地内) |
電話 | 0857‐31-4649 |
料金 | もさえびの刺身または唐揚げ ※価格不明 |
関連サイト | 公式サイト |
二十世紀梨ソフトクリーム
鳥取県の名産、二十世紀梨を使った御当地スイーツの定番です。鳥取砂丘を中心に市内の各地で提供されています。
二十世紀梨は水分が多くさっぱりした味わいが特徴の梨です。ソフトクリームに加工することで、夏の暑い時期にぴったりの爽やかな一品になりました。
5月から9月にかけての時期、馬の背まで歩いていってから食べる梨ソフトは格別です。
二十世紀梨ソフトクリームが食べられるお店「らくだや」
住所 | 鳥取市福部町湯山2164‐806 |
電話 | 0857‐23‐1735 |
料金 | 梨ソフトクリーム 350円 |
関連サイト | 公式サイト |
番外編:鳥取といえば「カレー」
厳密にはB級グルメと言わないかもしれませんが、昔から鳥取市周辺でカレールーの消費量が多かったこと、老舗の名店が今も人気なことから、敢えて取り上げました。
鳥取市、鳥取県全体でカレールーの消費量が多いことの仮説として、仕事を持つお母さんが多かったことや農作業に従事するために忙しい家庭が多かったからではないか、というのが地元で生まれ育った私は考えます。
さっと一度に簡単にたくさん作れて、子どもが大好きでよく食べてくれる。日常から生まれた生活の知恵といえるのかもしれません。
鳥取市内にもカレーが食べられるお店は沢山ありますが、なかでも鳥取駅前の喫茶 ベニ屋は、昔から人気のある代表的なお店。少し甘めのなめらかなルーにあっさりチキンカツを合わせたメニューが人気です。
鳥取市を代表するカレー屋さん「喫茶 ベニ屋」
住所 | 鳥取市末広温泉町129 |
電話 | 0857‐22‐2874 |
料金 | チキンカツカレー 950円 |
関連サイト | 公式Instagram |
地域に根付いた食材、メニューを再発見
今回は、鳥取市周辺のB級グルメを紹介しました。
鳥取市周辺に観光にいらした際は、ぜひここでしか味わえないB級グルメを楽しんでくださいね!
もちろん地元のみなさまも、休日のランチやディナーの予定にぜひ、鳥取のB級グルメを召し上がってみてください。意外と知らない美味しさに出会えるかもしれませんよ!