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鳥取の新たな名産品!新感覚クラフトコーラ「因幡コーラ」代表にインタビューしてみました【ぺんぎんPR】
みなさんは、鳥取市賀露町に”鳥取の魅力が詰まった一品”を味わえる場所ができたのをご存知でしょうか?
今年7月、賀露港近くに鳥取の食材をたっぷりと使ったクラフトコーラ専門店の「因幡コーラ」が誕生しました。
地元のものにこだわり、保存料や着色料は使わず体にも優しい「因幡コーラ」は鳥取の新たな名産品になる予感!
今回は、「因幡コーラ」の誕生のきっかけ、名前に込められた想い、これからのことなどをINABA COLA代表の宮崎康路氏に伺いました。
目次
因幡コーラ誕生のきっかけ
クラフトコーラを作ろうと思ったきっかけは何ですか?
そもそものきっかけは大学生のときに、先輩のタコス屋を手伝った経験にあります。タコスを売っているときに、このタコスに合うドリンクは何だろうかと考え、炭酸でスパイスが効いたコーラが合うのではと思ったのがきっかけです。
どのように作り始めたのですか?
大学時代にインターネットで情報を集め、独学でクラフトコーラ作りを始めました。もともと、ものづくりには興味、関心があったので。自分で作ったコーラを飲んでくれる人たちの反応に喜びを感じ、次第にのめり込んでいきましたね。
また、この頃ちょうどクラフトコーラ自体が世間で流行り始めて、私自身も様々な店のコーラを飲み、研究を重ねていました。
研究を重ね、独学でコーラ作りをするその熱量と行動力、素晴らしいですね・・・!
大学院卒業後はどのように活動されていたのですか?
ビールも好きだったので、大学院卒業後、鳥取のビール工房で1年間働き、飲料製造について学ばせてもらいました。その間もクラフトコーラは作っていて、屋台で販売するなど活動はしていました。
その後、ビール工房を退職することになり、クラフトコーラの本格的な販売をスタートしました。
退職の際は、地元の大分に帰るか相当迷いましたが、大学時代、社会人初期を過ごした鳥取でやり残したこと、できることがまだあるなと思って鳥取に残りました。
大学進学で鳥取に移住した宮崎さんが、鳥取でやり残したこと、できることについて考え、それをカタチとして鳥取に残してくれていることが、すごく嬉しいです(涙
平日はアルバイトをしながら、週末にはイベントなどで屋台を出店し、精力的に活動しました。合計で、年間50回以上は出店しましたね。
屋台での活動を中心にしていましたが、昨年、鳥取市賀露町に製造工場を構え、今年7月には店舗をオープンしました。
「因幡コーラ」という名前に込められた想い
この名前は、もちろん鳥取県東部「因幡」の地で生まれたことに由来しています。そしてもう一つ、古くから伝わる「因幡の白兎」という神話とも結びついています。
神話の中では、白兎がサメを騙し、その仕返しに毛皮を剥がされてしまいます。傷ついて苦しんでいる白兎を、大国主命が「蒲(がま)の穂」をつけることで傷を癒しました。この「蒲の穂」とクラフトコーラを作るときに使うスパイスがリンクしました。自分の作るコーラで、飲んだ人を癒したい、元気づけたい、そういう想いがあります。
製造におけるこだわり
製造におけるこだわりポイントはありますか?
製造においてこだわっているポイントは2点あります。
1点目は、“鳥取県産へのこだわり”です。因幡コーラは、ほぼ鳥取県産のものを使用し、鳥取の豊かな自然の恵みを最大限に活かしたコーラを目指しています。
2点目は、“自然素材へのこだわり”です。保存料や合成着色料は一切使用せず、スパイスなどの自然な材料を使うことで、心身ともに癒されるような味わいを追求しています。
鳥取県産のもので作られているとは驚きでした。SDGsへの貢献にも繋がりますね!
地域とのつながり
地域との関わりやつながり、交流はありますか?
できる限りイベントへの出店をすることで、地域とのコミュニケーションを図っています。イベントへの出店は、地元の方々と直接コミュニケーションが取れる、因幡コーラを知ってもらう貴重な機会になっています。
鳥取県民は比較的、世代問わずイベントに参加される方が多いイメージなので、イベント出店は、色々な世代の方とコミュニケーションが図れるきっかけになりそうですね。
そうですね。認知獲得もそうですが、実際にお客様の生の声を聞くことで、商品開発やサービス向上に繋げていくことができるので、今後もイベント出店は積極的に続けていきたいと思っています。
新商品の開発予定
今後、新たな商品の開発予定はありますか?
今後は、シロップのバリエーションを増やしていく予定です。季節ごとに変わる旬の食材を使ったものを開発することで、お客様に四季の移り変わりを感じていただきたいと考えています。
一例ですが、春はいちご、夏は桃、秋は金木犀、冬は柚子といったような季節感を提供していきたいです。
今後の展望
今後の展望について、教えてください。
今後は、「青春コーラ」の販路拡大を狙っています!
先月より販売を開始した「青春コーラ」は、はちみつ、レモン、鳥取の梨を使用した、爽やかな味わいが特徴のクラフトコーラで、鳥取の豊かな自然をイメージしたパッケージデザインも魅力の一つです。
現在、「青春コーラ」は、道の駅清流茶屋かわはら、丸由百貨店、一の湯(吉岡温泉)などで販売されていますが、今後は販路を拡大し、より多くの方に手に取っていただけるよう努めていきたいです。
ゆくゆくは、鳥取を代表する飲み物として、県内外問わず親しまれる存在を目指していきます。
ありがとうございます。事業全体の展望についても教えてください。
事業全体としての展望は大きく2点あります。
1点目は、事業規模の拡大です。現在、一人で事業を行っているため、今後は事業規模を拡大し、より多くの方に因幡コーラを届けられるよう体制を整えていきます。具体的には、スタッフの増員や製造設備の拡充などを検討しています。
2点目は、フードロス削減への取り組みです。地元の農家さんや生産者の方々と連携し、フードロス削減にも取り組んでいきたいと思います。規格外品など、廃棄されてしまう食材をクラフトコーラに使用することで、食品ロスを減らし、同時に地元の生産者の方々を支援することができると考えています。
鳥取県民の方へメッセージ
「因幡コーラ」は、鳥取の食材を使った他にはない飲み物です。
一口飲めば、今までのコーラとは違った味わいにきっと驚くはずです。
ぜひ一度、鳥取の魅力が詰まったクラフトコーラを飲んで、心も体も癒されてください!
INABA COLA代表 宮崎康路氏プロフィール
INABA COLA代表/コーラ職人 宮崎康路氏
大分県生まれ、鳥取大学進学を機に鳥取へ移住。鳥取大学にて、海の菌類(カニに寄生する菌など)について研究。大学院卒業後は、鳥取のビール工房に就職。
ビール工房退職を機に屋台での出店をメインに活動し、様々な地域のイベントをまわる。その後、製造工場と店舗をオープン。
𝗜𝗡𝗔𝗕𝗔 𝗖𝗢𝗟𝗔 /因幡コーラ
店名 | INABA COLA /因幡コーラ |
住所 | 鳥取市賀露町北1-5-41(路庵かろばんや跡地) |
営業時間 | 13:00~18:00 |
定休日 | Instagramでお知らせ |
駐車場 | 店舗前に3台分あり |
関連リンク | Instagram、オンラインストア |
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