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【鳥取市古海】買い物帰りの「あの香り」には勝てない。カインズモール『笑人』の餡ぎっしり大判焼きで、心も体も溶かす冬のおやつ時間
お店の場所
鳥取の冬空は、いつ見上げても寂しい色をしています。冷たい風に首をすくめる午後、寒さから逃げるように「カインズモール鳥取」へ駆け込むのが私のルーティン。
でも、本当の楽しみは買い物の後にあります。
重たい荷物を抱えて駐車場へ向かう途中、どこからともなく漂ってくるソースの焦げる匂い。

鳥取市古海、広大な駐車場の片隅に灯る赤提灯と黒いコンテナハウス。そこが今回の目的地「笑人(しょうにん)」です。今夜の献立を決めていても、この香りを嗅いだ瞬間に決意はあっけなく崩れ去る。日常の隙間に現れるこの熱々の誘惑に、勝てる人はそういないはずです。
店内の様子
「笑って食べて尚美味しい」
看板の言葉を見るたび、少しだけ心が軽くなります。
ガラス越しに覗く厨房は、いつも活気で溢れています。くるくると回されるたこ焼き、金型から溢れんばかりの生地。もくもくと立ち上る湯気を見ているだけで、凍えた体が温まっていくから不思議です。
ふと目を落とせば、手書きの黒板。
「肌寒くなってきましたね」「あったまって下さい」
チョークの丸文字に、お店の優しさが滲みます。デジタルな文字ばかりの毎日で、このアナログな体温が心に沁みるのです。「お待たせしました!」と商品を手渡してくれる店員さんの笑顔も、ついつい立ち寄りたくなる理由の一つです。
メニュー

主役はやっぱり「たこ焼き」と「大判焼き」。
たこ焼きは、定番ソースの「元祖笑人」から「天然塩」、「ねぎぶっかけ」まで。450円〜600円という、このご時世に嬉しい良心価格です。
大判焼きは、あんこ・白あんが160円、クリーム・豆乳が180円。
価格だけ見れば「普通」に見えますが、実物を持った瞬間に考えは吹き飛びます。
「えっ、重!」と思わず声が出るほどの重量感。実際に手にしないと分からない嬉しい驚きです。
冬場でも外せないのが、ソフトクリーム。熱々の粉もんで火照った口内を冷たいクリームで癒やす。冬の車内で食べるアイスは、格別の贅沢です。

実食レビュー
ずっしりとした重みを愛おしく感じながら、暖房の効いた車内へ。さあ、至福のおやつタイムの始まりです。
まずは「元祖笑人」のたこ焼き。

舟皿に並んだ6個の塊に、躍る鰹節とたっぷりのマヨネーズ。お箸で持ち上げると崩れそうなほど柔らかい。フーフーと一口でパクリ。表面はしっとり、中はトロトロ。出汁の旨味とソースの酸味が広がり、ハフハフと言葉にならない幸せなため息が漏れます。
そして本日のメイン、大判焼き。

箱を開けると整列する、きれいなきつね色の円盤。でも、本当の主役は中身です。
二つに割った瞬間、思わず笑ってしまいました。皮が薄いのではなく、餡が多すぎるのです。中身が9割を占める、いわゆる「良い意味での写真詐欺」。
「あんこ」は粒感がしっかり残り、甘さ控えめ。この量でも瑞々しくペロリといけます。「白あん」はねっとり上品。手亡豆の優しい甘さが脳を癒やしてくれます。「クリーム」はぽってり濃厚。子供の頃の夢が叶うような満足感です。
そしてダークホース「豆乳」。まろやかでコクがあるのに、後味は驚くほど軽やか。罪悪感が少ないのも嬉しいポイントです。
締めはソフトクリーム。濃厚なミルクが、熱を持った口の中を優しくクールダウン。外の寒さと車内の温かさ、そこに冷たい甘味。このコントラストを楽しむために、冬にアイスを食べるのかもしれません。
総評
店名の「笑人」。その名の通り、ここのおやつには食べた人を笑顔にする魔法がかかっています。
小銭を握る子供も、買い物帰りの主婦も、仕事中の会社員も。誰もが白い息を吐きながら列に並び、熱々の包みを受け取った瞬間に表情を緩める。
ただお腹を満たすだけじゃない。「熱いね」「すごいね」と誰かと共有したくなる小さな幸せ。鳥取の冬は厳しく長いけれど、ここに来れば心まで温まる熱々の幸せが待っています。
カインズモールへ行ったら、ぜひ立ち寄ってみてください。
溢れ出す餡と熱に、嬉しい悲鳴をあげることになるはずですから。

| 店名 | 笑人(しょうにん) |
| 住所 | 鳥取県鳥取市古海字西加路田590 |
| 営業時間 | 10:00〜20:00 ※生地がなくなり次第終了となる場合があるため、お早めの来店がおすすめです。 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | あり(カインズモール鳥取店 共有駐車場) |
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