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【鳥取市国府町】恵まれた自然環境と大正モダンな遺構が魅力の重要文化財・旧美歎水源地水道施設

鳥取市国府町にある国指定の重要文化財「旧美歎水源地水道施設」を訪れました。

大正4年という国内でも比較的早い時期に建設された近代的上水道施設でありながら、平成4年の施設機能完全閉鎖まで、長い期間鳥取市の生活用水の提供に関わった重要な遺構です。

現在は、かつての濾過池や建物が補修されたうえ、観光地として解放されています。

大正年間に流行した独特のデザインが魅力の施設と周辺の自然環境についてレポートします。

旧美歎水源地水道施設・入口

鳥取市中心市街地から、国道29号線などを使って桜谷入口交差点まで行き、そこから道なりにまっすぐ進んで袋川を渡ります。

山あいに続く道を進むと、途中で左に分岐する看板が見えてきます。そのまま山道を進むと、水道施設跡に到着します。

駐車場に施設の仕組みや由来を書いた説明看板がありました。

入口付近にある事務所です。

普段は見学希望の方に案内をする職員の方がいるようですが、毎年冬季は閉鎖されているようです。

施設そのものは施錠されていないため、敷地内を自由に散策できました。

旧美歎水源地水道施設・濾過施設などの様子

駐車場や案内所のあるスペースから右手にある小さな橋を渡ると、川の向こう側に水道施設の遺構があります。

修復された当時の門や建物です。

レンガやコンクリートを取り入れたり、曲線を多様したデザインは、当時としては珍しいものだったのかもしれません。デザイン資料としても鑑賞できます。

天然の水を飲水として浄化するための濾過槽です。一番手前のものが第五濾過池で、奥から順に第一、第二、第三、第四の濾過池が建設されました。付属の建屋で水量などの調節をしたようです。

一つ一つの建屋も、ヨーロッパ風の建築デザインが採用されています。

こちらのマンホールのようなものは「排水井(はいすいせい)」という設備です。濾過池に水を供給するだけでなく、不要な水を排水するために必要なものだったようですね。

老朽化してしまっていますが、当時利用されていた水道管の標本も残っていました。太さや長さがさまざまで、生活用水供給の複雑さを想像することができます。

水源地のダム湖

それ以前の生活用水は井戸水に頼っていましたが、山に大規模なため池を造ることで、常時大量の水を安定して供給することを可能にした。当時として画期的な工事だったことでしょう。

現在は周辺を巡るトレッキンコースなども整備されていて、写真や絵画を制作する場所としても魅力的なスポットとなっています。

ダムから流れる川に沿って、水際まで近づくこともできます。水質は非常によく、川床まで透けて見えました。

旧美歎水源地水道施設観光まとめ

この記事では、鳥取市に残る近代的水道施設の貴重な遺構である旧美歎水源地水道施設についてレポートしました。

案内所が開いている期間は、水道水を作るまでの工程や設備について解説を聞くことができるかもしれません。お子さんの夏休みの自由研究にもおすすめですね。

秋から冬にかけては、周辺が紅葉に染まって景観がよくなるため、ダム湖周辺の散策路を山歩きするのに最適です。

歴史を感じる場所としても、空気のよい環境で運動する場所としても、隠れた魅力を秘めたスポットだと感じました。

#鳥取市 #国府町 #自然 #お出かけ

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