Post記事

鳥取市のごみ収集におけるバッテリーの捨て方3種類解説。乾電池、有害ごみ、回収拠点の違いについて

スマートフォンやノートパソコン、モバイルバッテリーなどに使用されているバッテリーが不要になったとき、どうやってゴミ回収に出したらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

基本は、乾電池の収集日に出すことです。資源ごみや小型破砕ゴミに間違って出してしまうと、ゴミ回収車の中で発火する危険があるため絶対に避けなくてはいけません

また、電池部分が機械の本体から取り外せない場合は有害ごみという区分になります。今回は、不要なバッテリーを電池として回収に出すか、有害ごみとして捨てるか、または回収拠点に持っていくかの3種類の方法について解説します

鳥取市の乾電池ゴミの回収ルール

バッテリーをゴミとして回収する場合、乾電池というカテゴリーになります。といっても、使い捨て乾電池か充電式乾電池の場合です。

乾電池を捨てる場合、プラスとマイナスの両極にテープを貼って絶縁した状態で回収場所に出してください。または、家電量販店や市役所に設置されている回収ボックスにいれるようにしましょう。

鳥取市内の主な回収スポットです。

  • 鳥取市役所本庁舎
  • 鳥取市役所駅南庁舎
  • 各総合支所
  • 学習・交流センター鳥取
  • イオン鳥取店
  • イオン鳥取北店
  • イオン津ノ井店

また、一般社団法人JRBCの登録業者である家電量販店にも、回収ボックスが設けられている場合があります。鳥取市内の回収ボックスはこちらから検索可能です。

バッテリーが本体から取り外せない場合・有害ごみ

有害ごみとは、令和6年4月1日から新設された家庭ごみの分類区分です。具体的な品目です

  • ライター、バーナー
  • スプレー缶
  • カセットボンベ
  • 電動シェーバー
  • 電子タバコ
  • 携帯用ゲーム機
  • ワイヤレスイヤホン
  • モバイルバッテリー

これらはすべて火災を起こすリスクがあるため、特別に区分を設けて分別回収する必要があると判断されたことが有害ごみ区分ができた理由です

自治体によってはモバイルバッテリーはゴミの回収対象にならず、すべて廃棄物回収業者が回収しているところもあります。鳥取市では有害ごみという区分を作ることで、市が回収することが可能になりました。

電動シェーバーや電子タバコなどは、機械の中にバッテリーが搭載されていますが個人で分解、取り外しすることは危険かつ難しいものです。

そのため、有害ごみの日に所定のゴミ回収ボックスに、袋に入れず直接廃棄するようにしてください。

ちなみに、ノートパソコンのバッテリーならドライバーなどの道具があれば簡単に外せる製品もあります。その場合はバッテリーだけを取り外し、本体は小型破砕ゴミとして分別するようにしましょう。

ポータブル電源は鳥取市のゴミ回収対象外です

ポータブル電源は電池とは異なり、鳥取のゴミ回収に出すことはできません。購入店舗に相談する、メーカーに相談する、廃棄物処理業者に持ち込み可能か問い合わせるなどの方法で廃棄が可能か調べなくてはいけません。

鳥取県東部環境クリーンセンターでも不要になった不燃物の回収を行っています。直接持ち込むか、製品の特徴を電話で伝え、回収可能なのかどうか確認してみてください。

ポータブル電源がゴミ回収されない理由

ポータブル電源、モバイルバッテリーなどの充電式バッテリーには、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニカド電池などが使用されています。

こうした充電式バッテリーを簡単に回収できない一番大きな理由が、火災の危険性です。古いバッテリーが以下のような状態になっていると、爆発してしまう可能性があるためすぐに回収業者に相談してください。

  • 水に濡れるなどして電源パックが膨らんでいる
  • 液が漏れているように見える
  • 電池本体から嫌な臭いがしている

2024年現在ではほとんどの製品がリチウムイオン電池を使用していますが、古い製品ならニッケル水素電池やニカド電池などが使われているかもしれません。

ニッケル水素電池やリチウムイオン電池はそれぞれ処理の方法が違います。そのため、安全に廃棄するためには正しい回収業者を利用しなくてはなりません。

電池パックが膨らんで本体からはみ出しているような状態がもっとも危険です。手を触れないようにして安全な場所に置き、速やかに回収の相談を行ってください。

正しく回収することで資源の再利用につながる

リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニカド電池にはカドミウム、コバルト、ニッケルなどの金属が使用されています。

こうした金属はレアメタル、レアアースなどと呼ばれており、採掘や加工が難しかったり、適切な精錬方法でなければ有害物質が発生してしまうなど、製品として利用するのにコストがかかるものです

簡単に手に入るものではないことから、すでに電池として加工された製品を再利用し、低価格な商品として販売することが重要になっています

以上が、モバイルバッテリーが多くの自治体でゴミ回収の対象にならない理由の一つです。 適切な回収ボックスを利用し、資源の有効活動につながるように注意しましょう。

バッテリー回収は鳥取市か専門業者なのかの確認が重要

鳥取市で不要になったバッテリーのごみを処分する方法について解説しました。基本的に回収対象となるのは乾電池、充電式電池などの各種使い捨て電池と、バッテリーが本体と一体化している有害ゴミです

2024年現在、頻発する災害への備えとしてポータブル電源を購入する家庭が増えています。しかし、古くなって使えなくなった製品はゴミ回収の対象にならないことに注意が必要です。

また、モバイルバッテリーは有害ゴミの回収対象になっていますが、製品の状態によっては回収ボックスや回収業者を利用したほうがいい場合もあります。

確認方法は東部環境クリーンセンター、あるいは家電量販店で実物を見せることがおすすめです。リスクを伴うゴミであるため、廃棄方法を慎重に見極めることが重要です。

#お役立ち

この記事をシェアする

この記事をシェアする

関連記事

リンクをクリップボードにコピーしました
記事を書きたい! 投稿はコチラ
OPEN CLOSE

投稿を書きたい!
投稿はコチラ

line
OPEN CLOSE

LINE公式アカウント
お役立ち情報をお届けします!

line