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まぁるいコーヒーで出会う、丁寧に焙煎された一杯
お店の場所
「まぁるいコーヒー」があるのは、鳥取市の瓦町。商店や住宅が並ぶ落ち着いた通りに、小さな焙煎所がひっそりと佇んでいます。

外観はガラス張りの扉から店内の様子が少し見え、木彫りの「まぁるいコーヒー」と刻まれた看板が目印。植物が飾られたエントランスが柔らかい雰囲気を演出し、初めて訪れても入りやすい空気をまとっています。
また、お店の外には営業カレンダーが掲示されており、営業日やイベント出店の予定もひと目で確認できます。焙煎所という特性上、一般的なカフェと比べて営業日が限られているので、訪問前にSNSや店頭のカレンダーでチェックしておくのがおすすめです。


店内の様子
扉を開けると、木の温もりを感じる空間が広がります。壁には昔の街並みの写真や小物が飾られ、どこか懐かしく落ち着いた雰囲気。カウンター周りには焙煎機や豆の袋が並び、「ここで焙煎しているんだ」と実感できる臨場感があります。

さらに、店内の棚には各国のコーヒー豆が小さなカードと一緒に展示されており、豆の産地や精製方法、味わいの特徴が丁寧に説明されています。

ちょっとしたミニチュアのコーヒー器具や雑貨もあり、遊び心が感じられるディスプレイ。小規模ながら温かみがあり、コーヒーに向き合う真摯な姿勢が伝わってきます。
メニュー
「まぁるいコーヒー」では、常時数種類のシングルオリジンコーヒーを取り扱っています。ペルー、パプアニューギニア、ケニアなど、豆のバリエーションは季節や入荷状況によって変化。

たとえば、今回購入したペルーの「アダン・ロドリゴ・キスペ」は浅煎りで仕上げられており、マイルドで飲みやすく、すっきりとした透明感が魅力。シングルオリジンとしては手に取りやすい設定です。
一方、パプアニューギニア「ジワカ ウィルトン農園」は深煎り。ナチュラル精製ならではの果実味としっかりとしたコクがあり、ほっと一息つきたい時にぴったり。こちらも日常的に楽しみやすい価格帯でした。
そのほかにも、エチオピアやブラジル、タイなど世界各国の豆が並んでいて、カードの説明文を眺めているだけでも、ちょっとした「コーヒーの旅」をしているような気分になれるのも魅力のひとつです。
実食レビュー

実際に持ち帰って淹れてみました。まずはペルー。浅煎りらしいフレッシュな酸味がありながら、驚くほどまろやかで柔らかい口当たり。雑味がなく、後味がすっきりしているので、朝の一杯に最適でした。

次にパプアニューギニア。深煎りらしいしっかりとしたボディ感がありつつ、苦みが強すぎず、落ち着いた甘みが口の中に広がります。ナチュラル精製らしいフルーティーさがほのかに感じられ、午後のリラックスタイムや食後のコーヒーとしても相性抜群でした。
どちらの豆も焙煎がとても丁寧で、それぞれの個性が引き立っています。お店の方が「この豆はこういう特徴がありますよ」と教えてくれた内容が、そのまま味わいに現れているようで、改めて焙煎所の強みを実感しました。
総評
「まぁるいコーヒー」は、豆の個性をていねいに焙煎し、それぞれの味わいを分かりやすく伝えてくれるお店でした。店内の雰囲気も温かく、豆の説明を眺めながら選ぶ時間そのものが楽しく感じられます。
今回のようにペルーとパプアニューギニアを飲み比べることで、豆ごとの違いをしっかりと体験できました。エチオピアやブラジルなど、他にも気になる豆が多く、次回はまた違う一杯を試してみたいと思える魅力があります。
普段のコーヒー時間をちょっと特別にしてくれる、そんな焙煎所です。

店舗情報
店名 | まぁるいコーヒー |
住所 | 鳥取県鳥取市瓦町372 |
営業時間 | 12:30-18:00 |
定休日 | 不定休(イベント出店などで臨時休業あり) |
駐車場 | なし(近隣にコインパーキングあり) |
関連リンク | 公式Instagram |
※記事内に記載している情報は、取材時点でのものです。
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