Post記事
【meet and greet】鳥取市在住外国人の居場所作りと国際交流のためのイベントをレポートします
鳥取市の一般社団法人、「外国人ライフサポートniccot」が主催する「meet and greet」というイベントに参加しました。
在鳥外国人の方に自国の料理の作り方を教えてもらいつつ、各国出身の方々と一緒にテーブルを囲む食事会です。
今回はフィリピンの料理を教わりました。当日の様子とイベントの参加方法についてレポートします。
meet and greetの参加方法

外国人ライフサポートniccotの公式インスタグラムよりダイレクトメールを送るか、グーグルフォームから予約する方法などがあります。
会場の様子

鳥取市さざんか会館3階の栄養指導実習室が会場でした。ガスコンロと流しのついたテーブルがあるため、調理と会食が同時にできて便利です。

参加者は、日本人と外国出身の方がちょうど半々といった印象です。男性、女性、学生の方、子育て中の方、小さなお子さんと年齢や境遇も様々な顔ぶれでした。
当日の献立

フィリピン料理の「アドボ」とアボカドのサラダを作りました。写真のお米の上に乗っているものがアドボです。フィリピン出身の女性二人に教わりながら料理しました。

「アドボ」は一口大に切った鶏肉にニンニクや生姜、黒胡椒などのスパイスを効かせ、炭酸飲料で煮込みます。味付けには日本の醤油を使いました。
本場ではフィリピン特有の醤油に似た調味料を使うそうですが、濃口醤油でも代用可能なのだとか。

アボカドサラダは、さいの目に切ったアボカドとナッツを甘い生クリームで潰しながら和えたものです。サラダに生クリームとは、日本料理にはない味付けですね。
調理に国境は無い?

料理が出来上がったらお皿に盛り付け、手分けして配膳し、いただきました。ほぼ初対面で国籍もさまざまな人同士でテーブルを囲みます。料理というのは世界共通のものかもしれません。

「切る」「焼く」「煮込む」などはどの国のどの文化でも行われるものです。そして、言葉が通じなくてもお手本を見せてもらえばなんとなく一緒に作業ができます。食事を間に挟むと会話もしやすくなります。言葉は通じなくても、カタコトの英語や表情やしぐさで気持ちが伝わりやすくなるからです。
「食」は生活の最も基本的な行動ですから、国境を感じさせないほどあらゆる地域で共通するものなのかもしれません。
meet and greetのまとめ
この記事では、国際交流と外国人技能実習生の居場所づくりを目的としたイベントについてレポートしました。鳥取市周辺にも世界のいろいろな地域から仕事や進学のために来日した方が大勢います。しかし、そうした外国出身の方が鳥取市で安定して生活していくためには、日本人のサポートが必要になります。
いざというときに手助けをしてくれる人がいるということを知ってもらうために、またサポートする側の日本人が自分たちの存在を知ってもらうために、まずは出かけてみるということが重要なのではないでしょうか。今回のようなイベントには、興味があればどなたでも参加できます。
居場所についての情報がほしい外国出身の方や、英語の勉強をしている日本人の方など、ぜひ気軽に参加してみてください。