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「とりモビとは?」鳥取市の相乗り型公共交通が令和7年7月1日より試験運行されています

令和7年7月1日から8月31日までの2カ月間に、鳥取市の相乗り型公共交通「とりモビ」が試験運行されています。令和5年度と令和6年度の同様のAIオンデマンド乗合交通の実証運行が行われました。今回が3回目の試験運行となります。相乗り型公共交通とはどのようなものなのか、実際に「とりモビ」を利用するにはどうしたらいいのかについて解説します。ぜひ実証運行に参加してみてください。
令和7年度「とりモビ」実証運用の目的

「とりモビ」は鳥取市のみんなでシェアする新しい公共交通機関として、試験運用が実施されている交通手段です。自家用車に頼らず住み慣れた地域で快適に暮らすため、気軽に利用できる公共交通機関としての機能が試験されています。今回で3回目となる実証運行は、今後乗合公共交通が鳥取市に定着できるかを検証する重要な試験といえます。
加えて、単なる移動手段ではなく、乗合公共交通から街の情報発信が可能か、それによって観光地へ集客や経済の活性化につなげることができるのかなどについても検証されます。さまざまな意味を持った試験運行です。
「とりモビ」の利用方法

「とりモビ」は鳥取市内にある200カ所以上の乗降地点の任意の場所への移動に利用できる、ジャンボタクシー型の公共交通です。8時から22時まで利用が可能で、市内のコラボ店で利用できるお得なクーポンも発行されます。
乗降地点など詳細は、高速バス、観光バス予約サイトWILLER内にあるとりモビ公式サイトをご確認ください。
とりモビで移動するには
アプリ、または電話のカスタマーサポートから予約を行い、任意の乗車地点で車に乗ります。アプリは鳥取市ホームページの2次元コードからダウンロード可能です。
アプリの操作が苦手な方には、オペレーターのサポートを受けて予約する方法もあります。以下の番号を利用してください。
mobiカスタマーサポート 050 2018 0107
アプリで予約する場合は、乗車点と降車点をタップし、利用人数と支払い方法を設定し、乗車予定時刻と降車予定時刻を設定します(当日利用の即時予約と、日時設定可能な事前予約も2種類があります)。
「予約が完了しました」という画面が表示されると、指定した時間と場所にとりモビの車が配車されます。ドライバーの方に名前を告げて乗車してください。
とりモビ4つの料金プラン
とりモビを利用するにあたって、料金プランが4つ設定されています。「定額乗り放題プラン」「回数券プラン」「1日乗り放題プラン」「ワンタイムプラン」の4つです。
- 定額乗り放題プラン 30日間1人5000円で対象エリア内を何度も自由に利用できるプランです。家族が同乗する場合、1人あたり+500円です。
- 回数券プラン 5回分1,900円券、10回分3,600円券、追加5回分1,900円券の3種類があります。回数券プランで家族が同乗する場合、1人100円で乗車可能です。
- 1日乗り放題プラン 1,000円で1日対象エリア内を何度も乗降できるプランです。こちらは家族の同乗には利用できません。ほかの同乗者がいる場合は、別途料金が必要です。
- ワンタイムプラン 1回分の乗降に使えるプランです。大人400円、子ども200円、未就学児は無料です。利用回数に制限はなく、月内に何度でも購入可能です。
とりモビを利用するうえでの注意点
とりモビは相乗りが基本の公共交通です。同じ方向へ向かう方がいる場合は、目的地の場所によって遠回りすることもあります。
また、利用が混み合っている場合は希望する時間に予約できないかもしれません。加えて、事前予約をしても利用者の状況によっては発着が遅延することもあります。以上の点に注意してご利用ください。
とりモビとライドシェアの違い

とりモビは鳥取市内で営業しているタクシー会社が配車を行っています。ライドシェアの場合は一般の方の自家用車を乗合交通に利用します。
とりモビはプロのドライバーが運転する自動車での乗合になるため、より安心して移動手段として利用できる点がライドシェアと異なっています。鳥取市内におけるライドシェアも2024年のねんりんピックの折に試験運用されましたが、2025年7月現在、本格的な利用は始まっていません。どちらの公共交通がより便利なのか知りたい方は、まずとりモビを利用してみるのはいかがでしょうか。
とりモビまとめ。タクシーとバスの要素を兼ねた新しい公共交通

この記事では、鳥取市駅南地域で7月から8月にかけて試験運用される乗合型公共交通について紹介しました。好きな時間に予約して車を呼べるタクシーの要素、と乗車点と降車点があらかじめ設定されているバスの要素をうまく合わせた公共交通機関と言えます。
バスよりも自由度が高い分、タクシーに比べて利用範囲が制限されているという特徴があります。しかし、料金設定ではタクシーよりもお得で、本数ではバスよりも多いというのが最大の利点です。月額プランからワンタイムプランまで料金設定が幅広いのも魅力です。
もし本格的に利用が開始されたら、自家用車を持っていない方の移動範囲も広がるかもしれません。観光や出張にも便利な「とりモビ」の試験運用に、ぜひ参加してみてください。