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【八頭郡若桜町】若桜駅周辺の散策道と無料で使える休憩所まとめ

鳥取県の東南端に位置する八頭郡若桜町は、江戸時代に鳥取と姫路や伊勢を結ぶ宿場町および商家町として栄えた場所でした。2025年現在も当時の名残を見せる街道や古い家屋、蔵が多く保存されています。一本道で車の通りが少なく、散策やお店巡りをするのに向いています。
今回は周辺の散策路とその周辺で無料で休憩に利用できるスポットを訪れました。若桜観光をする際の参考にしてください。
蔵通り・寺通り
若桜駅から町屋通りの方面に向かう道の途中を左に入って行きます。
近隣にお寺が三ヵ所あります。板壁の蔵が立ち並ぶ間の石畳の道は、のんびり散歩するのにぴったりです。側溝には澄んだ水が豊富に流れており、暑い時期にはちょっとした涼を感じられます。
現在は無人となっていますが、かつて若桜町の名士であった通称「大木島家」の屋敷跡地も見学できます(敷地内に入ることはできません)。木島家はかつて林業などで財を成し、若桜駅鉄道設備の保存にも尽力した地元の有力者だったようです。無人になっても、お屋敷の規模や迫力から当時の様子を偲ぶことができます。
若桜民工芸館
こちらも若桜町の旧家の建物を利用した観光スポットです。入館無料のため、休憩所としても利用できます。
若桜民工芸館という看板が目印です。
建物の中には素焼きの玩具「土鈴」がたくさん飾られていました。土鈴とは日本各地に古くから伝わる郷土玩具で、魔除けや縁起物としての意味もあったようです。ひとつひとつに地域の特徴が感じられます。
室内に入ることもできます。2階は立ち入り禁止ですが、1階部分では違い棚や山水画の施されたふすまを備えた、立派な和室を見学できます。
住所 | 鳥取県八頭郡若桜町若桜268 |
開館時間 | 10:00〜17:00 (12月〜翌年2月末までは16:00まで) |
関連リンク | わかさ観光ガイド |
若桜町観光協会 観光案内所
周辺の地図などが無料配布されており、係りの方に建物の場所や由来について質問できます。クールシェアスポットとしての利用も可能です。暑くなったら無理せず休憩所として活用してください。
住所 | 鳥取県八頭郡若桜町若桜356‐1 |
開館時間 | 8:30〜17:15 |
関連リンク | わかさ観光ガイド |
木島家住宅
国の指定重要文化財で、現在母屋はとんかつ屋さんの店舗になっているそうです。こちらもかつての大木島家の住宅跡です。「大木島」というのは、木島家のような大金持ちや名士の家系に対して、敬意を込めて呼んだ名前の名残です。サイクルスポットでもあり、裏手にあるお手洗いを借りることができます。
住所 | 鳥取県八頭郡大字若桜字中町298 |
関連リンク | 文化遺産オンライン 木島家住宅主屋 |
若桜観光の無料休憩所まとめ
この記事では、若桜駅周辺の観光散策路と無料で利用できる休憩スポットについて紹介しました。気温の高い季節の観光は、熱中症予防のためにこまめな休憩が欠かせません。
周辺を歩いて疲れてしまったとき、座って休める場所があると便利です。職員の方がいれば近くのほかの観光施設や建物の来歴について質問もできます。
地域の歴史や町の成り立ちについて知りたい方にはおすすめのスポットでした。
※記事内に記載している情報は、取材時点でのものです。
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