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鳥取市で大雨災害に備えるためにできることとは。情報収集や備蓄の方法について解説します

鳥取市で大雨による災害が起きたときにできる対策について解説します。堤防の決壊や家屋の浸水の状況をどうやって確認できるのかや、災害被害を避けるために行うべきことを鳥取市のウェブサイトから確認できます。
洪水や土砂崩れが起こったとき、自分や家族の安全を守るために、普段から備えておけることを確認してみてください。
大雨時に河川の状況を確認する方法

鳥取市内の河川の状態は、ライブカメラで常時撮影されておりウェブサイトから状況を確認できます。
国土交通省の川の防災情報、鳥取県土整備部の防災情報、鳥取県河川監視カメラ提供システムの各サイトで、避難指示のレベルや河川の現状を調べることが可能です。
大雨災害の警報が出ているときに自分で河川の様子を見に行くことはとても危険です。ライブカメラならば、鳥取県全域の主な河川の水位をリアルタイムで見ることができます。
防災情報で避難指示が出ているかどうかと合わせて比較し、必要な場合はすぐに避難所に避難してください。
鳥取市の防災システムを同時に活用

鳥取市が発行している「防災マップ」と、同じ内容をスマートフォンなどで確認できるアプリ「鳥取市防災アプリ」からも防災情報を確認できます。防災マップでは河川が氾濫した場合の浸水のリスクが地図で確認でき、防災アプリでは浸水が起こった場合に人の身長のどの位置まで水が来るのかを画像で見られます。
防災アプリは防災無線の内容を視聴することもでき、便利です。2025年のリニューアルで災害に関する学習機能も追加されました。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
大雨災害時に自分でできる備え

大雨や洪水の被害が予想される場合に自分でできる備えは、家の外の備え、家の中の備え、避難所の確認、非常持出品の準備の4つに分かれます。詳しく見ていきましょう。
家の外の備え
大雨の災害時には大風による被害も予測されます。窓や戸口の施錠、ガラスの養生、植木鉢など風で飛ばされそうなものを室内に移動するなどの準備をしておきましょう。
家の近くの排水溝に落ち葉などが溜まっていると、水はけが悪くなり側溝からの水の氾濫が起こる危険が高まります。こまめに確認して、土砂や落ち葉の掃除をしておくことが重要です。
家の中の備え
生活用水の確保のために、お風呂の水を流さず貯めておきましょう。懐中電灯やラジオを用意し、必要に応じて乾電池も補充してください。
電気やガスが止まったときの備えとして、カセットガスコンロとガスボンベも重要です。飲料水や非常食、医薬品や衣類なども不足があれば補充しておきましょう。
避難所の確認
自宅周辺の公民館や体育館が緊急時の避難場所として開放されます。鳥取市防災アプリなら、自宅から避難所への経路を、浸水の状況に合わせて表示してくれます。仮に想定していた経路を通るのが危険な場合、別のルートで避難できます。
非常持ち出し品の準備
リュックサックの中に非常用食料や飲料水、医薬品などをまとめておきましょう。家庭によっては赤ちゃんのためのミルクや紙おむつ、常備薬も別に準備してください。
印鑑や預金通帳などの貴重品もひとまとめにして荷物に入れておくことが重要です。災害時に住民が避難して空家となった住居に泥棒が入るという事例は、日本各地の被災地で確認されています。
マイナンバーカードや免許証など、紛失してはいけない身分証明書も、まとめて持ち出せるようにしておきましょう。小さなお子さんは自分でカードを保管することが難しいので、保護者の方が管理するようにしましょう。
鳥取市の大雨災害対策まとめ

この記事では、鳥取周辺で大雨による河川の氾濫が起こった場合に自分でできる対策について紹介しました。
災害情報を掲載するウェブサイトを利用して避難情報や河川の水位を確認したり、防災アプリから避難所の場所を検索したりできます。
家庭での備えについては、避難所に持って行く品物が各家庭によって微妙に異なるかもしれません。高齢の家族がいる方は避難のタイミングが早くなります。
鳥取市の防災システムを日常的に確認し、災害の予報が出されたときに慌てず行動できるようにすることが重要です。