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旨味が詰まったあっさり上質なスープの牛骨ラーメン「藤喜」
鳥取市今町にある牛骨ラーメンのお店「藤喜」に行ってきました。鳥取県のB級グルメとしても有名な牛骨ラーメンですが、こちらのお店では東伯牛という鳥取県のブランド牛の骨を使い、弱火で時間をかけて煮出す特製のスープが特徴です。
雑味やエグみを一切感じさせない、それでいて鶏や魚介とは異なる「牛の旨味」が詰まったラーメンについてレポートします。
藤喜・外観
白いのれんに黒い文字、黒い外壁に白い文字のコントラストが目印の外観です。お店の想いや特製メニューが書かれた看板が立っています。
牛骨スープを使ったちゃんぽん麺もあるようです。具だくさんな様子がとても美味しそうです。
藤喜・メニュー
牛骨スープを使った「極み醤油麺」、「極旨味噌麺」、「極み塩麺」の3種類が基本メニューのようです。
牛骨混ぜ麺や大きなチャーシューが乗ったスーパーチャーシュー麺のほか、平日限定の特製ラーメンなどがあります。チャーハンや天津飯などのご飯ものもあり、ラーメンとセットで注文も可能です。
店内は2人がけや4人がけのテーブル席と6人以上座れて団体に便利な大テーブル、カウンター席も多く広々とした配置になっていました。
藤喜・注文したもの
平日限定の特製ラーメンを注文しました。醤油味なのですが、極み醤油麺との違いはトッピングの内容とのことでした。大きなチャーシューも乗っていて、価格は600円です。平日のお昼に得をした気分になれます。
スープは、ほかの素材の出汁とは異なる独特な香りがしました。牛骨は食材としては扱いが難しいらしく、日本の料理で使われることはめったにありません。
丁寧に時間をかけてスープを煮出すことから、ほかの料理では現れない「牛の野性味」が感じられるのかもしれません。
味わいはあっさりそのものです。脂っこさを感じないわけではないですが、ごく微かなもので、スープの色合いも澄んでいました。細めの縮れ麺にも上手く絡みます。適度な塩気にほんのり感じられる甘み、チャーシューも炙りたてのような香ばしさがあり、「いらない匂いがない」個性的な一杯でした。
まとめ
鳥取駅前の民芸館通り沿いにある牛骨ラーメンのお店、藤喜をうかがいました。鳥取市周辺に牛骨ラーメンのお店は数軒ありますが、スープの質感とメニューのユニークさが店舗の特徴と言えます。
出汁の利きかせ方や少し甘めの醤油味は和食をほうふつとさせますが、味わいははっきりとした動物性のものです。和食では使われない牛骨を、和食の手法で調理することで、あっさりとこってりのいいとこどりのようなスープに仕上がっています。
駅の近くであることから、県外から旅行に来た方も来店しやすくなっています。牛骨ラーメンをまだ食べたことがないという方は、ぜひ一度訪れてみてください。
店舗情報
店名 | 藤喜(ふじき) |
住所 | 鳥取市今町2丁目OKビル1F |
電話 | 0857‐21‐1511 |
駐車場 | 無し |
営業時間 | ランチ 11:00〜15:00 ディナー 17:00〜20:00 |
定休日 | 火曜 |
関連リンク | 藤喜公式HP |
※記事内に記載している情報は、取材時点でのものです。
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